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あらすじを書くと気が滅入ってくる
9巻を読んでの感想だが、本当に読んでて胸が痛い展開になってきた。
血の繋がらない兄から執拗に暴力を受け続け、それでも兄を兄として想い続け、兄の実母が見つかりその人に母であることを兄に打ち明けるよう願い乞うも、その願いが自分の生きた証に他ならないと一途に願うも、自分と兄の目の前で兄の母親は脳天に銃を撃ち抜き自殺し、悲しみと激昂の果てに地球の存亡を一時的にせよ守るも、その代償に命を失った少女に対して、いったい何が言えるのか。
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ハッピーエンドは絶望的だが、最後まで読まないとな。
(以下、最終巻を読み終えての感想)
ウシロ戦の相手のパイロットの意図が明示されていなかったのだが、戦う前にウシロが「自分と一緒にこの世界も滅びてしまえばいい」というようなことを言っていたので、そういった意思に基づいた行動だったのかな?
それ以前に、相手パイロットの表情がもう狂人のそれに見て取れたので、あまり高邁に考えすぎるのも詮無いようだが。
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自分としては、鬼頭莫宏はとても難解な漫画家だと思う。
アフタヌーンKCで市川春子の『虫と歌』という漫画を読んだのだが、同様に難解だなーと思った。
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どのジャンルでも、表現の版図が「残り少ないパイの先取り」になってきていると、思わないわけにはいかなくなってきている。
下らない寝言となってくれればいいが。