科学の叡智とエンターテインメント

読み応えがあった。

内容がハードなので全て理解できたわけではないが、人間原理という考え方をアクロバティックに応用し、壮大な物語にまとめあげた手腕に脱帽。

ラストは「結果的にそれって真実が『無知カルト』だったって事じゃね?」という気もしたが、とにもかくにも、すさまじい情報量と知識量だ。

膨大な情報量と鮮明なビジョン

ここまで極めているから「現役最高のSF作家」と称されるのだろうなぁ。