良質な怪奇「少年」漫画

ホラー短編も好きだが、「終わらない学生生活」ものも、私は好きなのかもしれない。

『稲中卓球部』『奇面組』『うる星やつら』などが例に挙げられようか。

『ビューティフル・ドリーマー』や『エンドレスエイト』もか

「終わらない学生生活」ものという形式は、特にマンガ・アニメの話作りにおいて、特異的、哲学的な側面を大いにはらんでいるものであると思う。

押井守なんかは明らかに意識的だったし、『稲中』でいえば前野や井沢や田中は、作者が現在どんなに作風を変えていても、相変わらず中学生で馬鹿をやっているのだと思うと、どこか寂しいけど、やはりうれしくなってくる。