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日常と地続きの生々しい狂気
中盤までは、あくまでサラリーマン、社会人としての人間ドラマだったのが、中盤以降は生身の人間同士の剥き出しのドラマになっていった。
主人公が読者にものすごく嫌われた漫画らしいが、大いに納得できるものがあった。
恋人が妊娠のことで悩んでいる時に、仇(かたき)のキ〇〇〇を蹴り上げることに執念を燃やす主人公というのも珍しい。
歯がないので台詞もずっと「やってやるれ!」とかだし。
人間力の最高潮
正直途中は「こいつ救いようのない馬鹿だな」と思ったが、なぜかある種の形而上的な感動も覚えた。
読者の共感すら拒む、人間の自己肯定を究極まで追求した漫画だと認識すればいいのだと思う。
その精神は『ザ・ワールド・イズ・マイン』に継承されることになる。
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