元海兵隊のタクシードライバーが、都会の倦怠感のなかで、少しずつ狂っていく話。

公開当時は相当な人気を博し、デ・ニーロの知名度も急上昇したらしいが、いま観てみると正直、それほどのもんじゃない。

アンチ・ヒーローという観点でみても、当時のデ・ニーロに私は魅力を感じなかった。

とはいえ、日本もすっかり『タクシードライバー』の時代になってしまった

監督自身が、黒人と浮気する妻をもつ男として出演しているシーンが良かった。

ジョディ・フォスターに関しては、当時10代前半であの演技は天才的かと。

神童も大人になればただの人と言うけど、この人に関してはそれは当てはまらなかったようだ。